今が見頃!越前水仙の里へ行こう!!
越前水仙
今年も越前海岸に水仙の花が咲く季節になりました。
越前海岸は、淡路島、千葉県房総半島と並ぶ「日本大三大水仙群生地」の一つで日本最大の面積を誇ります。
令和3年には、水仙の群生地である越前海岸は国の「重要文化的景観」に選定されました。

越前水仙は、越前町、福井県の花でもあり、明治時代に数戸の農家が京都の市場に出荷して以来、「越前水仙」のブランド名で栽培が盛んになりました。

水仙の原産地
水仙の原産は地中海沿岸。
この地に分布する「フサザキスイセン」が人の手でシルクロードを経て、変形しながら中国、日本に伝わったと考えられています。
フサザキスイセンは、種子をつける二倍体ですが、「スイセン」は種をつけない三倍体で、鱗茎だけで増えます。

鱗茎(りんけい)とは?
地下茎の一つ。玉ねぎ、チューリップなどのように養分を蓄えて厚くなった葉が茎の周りに重なって球形になったもの。
鱗茎が分球して、水仙は増えていきます。

なぜ越前海岸が水仙の生育に適しているのか
① 温暖な気候(対馬海流の影響を受け、福井県内でも比較的温暖)
② 降水量はあるが、降雪量は少ない
③ 日当たりの良い斜面
④ 肥沃で水はけがよい土壌
⑤ 崩れやすい斜面が水仙の球根を運んだことにより、生育地を広げていった

明治時代に数戸の農家が京都の市場に出荷して、「越前水仙」のブランド名で栽培が盛んになりました。
越前水仙は、茎と葉が太くしっかりしていて、長さもあることから、生け花の花材として人気があります。
より良い越前水仙を栽培するためには
①春先の施肥
②夏から秋にかけての草刈り
③競合するススキや笹などの除去
④5月下旬頃に球根を掘り起こし、より良い球根を選別、乾燥保存し、秋に植える促成栽培もしています。
獣害対策
近年は、シカやイノシシなどによる獣害が、水仙栽培に大きな打撃を与えています。
イノシシは、水仙畑のミミズを食べるために掘り起こします。
有毒植物であるる水仙ですが、シカは、毒を分解するバクテリアをあるたるに、球根や花を食します。
対策として、畑に入られないように柵をしたり、夏場に牛の放牧をして獣が寄らないようにしています。
今年は、対策が功を奏して、被害が昨年よりも少ないそうです。
また、農家の高齢化、担い手不足、販路なども水仙栽培の深刻な問題になっています。
水仙まつり

現在、越前町の上岬地区、福井市(旧越廼村)の下岬地区、南越前町の糠地区が主な生産地であり、
1月~2月にかけて見頃を迎えるこの時期に3つの地域で「水仙まつり」が開催されます。

越前町では、
水仙・カニフェアが開催されます。
日時 2026年 1月17日、18日
9時半~15時
場所 道の駅越前駐車場
福井県丹生郡越前町厨71-335-1
0778-37-1234
越前町の水仙は、上岬地区の血ケ平、左右、梨子ケ平にあり、日本の棚田百選にも選ばれた梨子ケ平の棚田や園地では、甘い香りの越前水仙が可憐な花を咲かせています。

※獣害対策の柵の中に入ったり、越前水仙を採ったりしない。
収穫作業中の農家さんのご迷惑にならないように、越前水仙をお楽しみください。
あちこちにある越前水仙
町の花、「越前水仙」が越前町内には、至る所にモチーフとして使われています。

まずは、水仙の館の前の水仙のベンチ
他にもこんなに越前水仙が!!
街灯、トンネルの入り口、公衆トイレ、かに太郎も手に持っています。
越前町に来られたら、ぜひ越前水仙を探してみてください。
越前水仙が買えるところ

ファーマーズマーケットなどで買えます。
そして、越前海岸沿いや越前町内には、一束100円で売っている無人販売所があります。
とても香りが良く、凛と咲く越前水仙。
多くの皆さんに楽しんでいただきたいです。
















