田んぼアートin樫津2024 稲刈り体験会
春に田植えに参加させてもらった「田んぼアートin樫津2024」
今年は初めて稲刈りに参加してきました。
5月の田植えの記事はこちら田んぼアートin樫津2024
7月頃には、くっきりと勇壮で見事な龍の姿を見せてくれていた田んぼアートですが、
9月に入り、すっかり実りの秋を迎えていました。
今年の猛暑は田んぼアートの稲にも容赦なく、黄色の稲は残念ながら枯れてしまったそうです。
それでも、あきさかりを始めとした色とりどりのの稲穂が垂れてお米がたわわに実っていました。
垂れている紫色以外の稲はうるち米だそうです。
今回も樫津区を中心に子供から大人まで80名以上の皆さんが参加されました。
鎌で刈った稲は、竹で組んだ稲架(はさ)に掛けて干します。
最近は、コンバインで刈り取りと同時に脱穀し、機械で乾燥することが一般的なので、天日で干す稲架掛けはほとんど見なくなりました。
稲の束ね方を教えてもらい、鎌を持って一斉に刈り始めました。
腰を屈めて稲の根本を刈り、十字に置いた稲を稲わらで束ね、最後に切り口を叩いて揃えていきます。
私もやってみましたが、きゅっと絞めることがなかなかできず悪銭苦闘しました。
9月半ばとはいえ、まだまだ暑さが厳しく、かなり体に堪えます。
主催者の方が適度に水分補給と休憩の声を掛けてくださっていました。
束ねた稲は一輪車や軽トラックで運んで、どんどん稲架に掛けていきます。
高いところは、組んだ竹の上に登り、下から稲を渡して掛けていきます。
休憩を挟みながら、稲架がいっぱいになったところで、今日の稲刈りは終了となりました。
稲架掛けした稲は、本来は1週間くらい干すのですが、今年は雨が少なくすでに乾燥気味なので、3日ほど干して脱穀するそうです。
なぜ「あきさかり」を植えるのかと武藤会長さんにお聞きしました。
樫津の区民の皆さんの多くは農家さんなので、自分の家の稲刈りが終わった時期じゃないと、田んぼアートの稲刈りに参加できません。
みんなが稲刈りに参加できる晩稲のあきさかりを植えているそうです。
このお米は、田んぼアートのもち米と一緒に来年の正月におぼろ餅(うるち米ともち米で作る餅)を作って区民の皆さんに配られます。
今回の田植えの前には、来年の田んぼアートのための種米を収穫されたそうです。
今年は、米不足で世間が騒がしかったですね。
気候変動もですが、米の作り手が年々減ってきていることも、私は気掛かりです。
樫津区のような大人も子供も一緒になって米作りをする取り組みをされていることが、将来米作りをしようと思ってくれる若者が出てきてくれるきっかけになるのではと期待してしまいます。
稲刈りが終わった後には、おにぎりと豚汁。
そしてつき立ての餅が振舞われました。
ピリッと辛いおろし餅と甘いきな粉餅。
疲れた後に美味しいものを食べて、笑い合うその光景がほっこりとして、なんだか温かい気持ちになりました。
樫津以外の私でも、分け隔てなく参加させてもらえました。
樫津の皆さんの温かさと田んぼアートの素晴らしさに多くの人に触れてほしいです。
ぜひ来年は皆さんもご参加ください。
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田んぼアートin樫津近くの直売所「miyazakiおもいでなfarm」でもスタンプもらえます。
旬の野菜や果物、餅、お惣菜などが買えます。
ぜひお立ち寄りください。
miyazakiおもいでなfarm
福井県丹生郡越前町樫津2-63
電話 0778-32-3545
定休日 火曜日
営業時間 月、水~金 9時~18時
土日 9時~17時