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越前陶芸村 探してみよう!素晴らしいモニュメント

越前陶芸村 探してみよう!素晴らしいモニュメント

掲載日:2024年3月19日

414ビュー

ライター:Ku

2024年3月16日、とうとう福井県民が待ち望んだ北陸新幹線が延伸し、東京から敦賀まで繋がりました!
今までご縁のあった方々はもちろんですが、「福井ってちょっと遠い」と思われていた皆さんにも、福井、そして越前町にぜひ訪れて頂きたいです。

越前町を訪れるには、越前たけふ駅で降りて、丹南地域定額タクシーを利用するのがおすすめです。

タクシー

詳しくは、こちらへ(住民は利用できません。越前海岸へは料金、規約が違いますので、ご注意ください)

越前町には、海、山などの自然、伝統、文化、食と様々な魅力があります。
そんな中で、私が全国の皆さんに訪れて欲しい一番のお勧めスポットは、越前陶芸村です。
日本六古窯の一つ「越前焼」の魅力が、ここを訪れれば、ぎゅっと感じてもらえます。

様々な見どころ、体験が出来るのですが、実は今まで私はあまり注目していなかったスポットがあります。

それは、陶芸村の中央にある広大な越前陶芸公園です。
春は桜、秋は紅葉の名所として多くの人が訪れ、陶芸祭りやしだれ桜まつりなどのイベントでもにぎわう場所です。
この公園内には、世界の名だたる陶芸家の作品がモニュメントとして展示されています。

モニュメント地図

※越前陶芸村の地図をお借りしました。

まず、必ず見て欲しい作品がこの二大巨匠の作品です。

月の顔
岡本太郎作 東京都 1988年設置

月の顔
一目見ただけで誰の作品か分かってしまう岡本太郎氏の「月の顔」
見る角度を変えると様々な表情が見えてきます。
草月流3代目家元勅使河原宏氏は、1973年旧宮崎村(越前町)に草月陶房を作られました。
勅使河原氏と親交のあった岡本太郎氏は宮崎村を訪れ、宮崎村村制100年を記念して公園内に彫刻が展示されることを聞き、この「月の顔」を制作されました。
この「月の顔」の陶製のレプリカが宮崎村村制100年を記念に1000個作成され村内に配られたそうです。

水野九右衛門氏所蔵のレプリカは、現在越前古窯博物館に展示されています。

アトミックヘイスティック
レインマウンテン
イサム・ノグチ作 アメリカ 1992年設置

レインマウンテン
勅使河原氏と親交があった縁で、芸術家イサム・ノグチ氏の作品「アトミックヘイスティック(右)」と「レインマウンテン(左)」が展示されています。

この他にも公園内には、地元の陶芸家をはじめ日本、海外の芸術家の作品を観ることが出来ます。

園名碑

越前焼窯元グループ

園名碑

こんにちは
大屋光夫作 越前町 風来窯 1992年設置

こんにちは
大屋氏がよく作られている鳥がモチーフになっています。

マテリナズ・カレンダー
小野忠弘作 1988年設置

マテリナルズ
青森生まれ、福井・三国の学校で美術を教え、三吉達治、棟方志功とも交流があった。

人生の小径
ゲーリー・リーベシェル作 1988年

人生の小径
勅使河原氏の紹介で来村。
人の形の花壇が公園に無数に作られている。

トラバース
清水九兵衛作 京都府 1988年設置

トラバース

天地創造
加藤舜陶作 瀬戸焼の陶芸家 1990年設置

天地創造

時に立つ
柴田正明作 常滑焼の陶芸家 1991年設置

時に立つ

風土記 1991年
市野年成作 丹波焼 延年窯

風土記

野に立つモニュメント
司辻光男作 越前町 光窯 1992年設置

野に立つ

TWIN ANTENNA
大谷司朗作 信楽焼の陶芸家 1991年

twinantenna

1947年天に向かう
金重晃介作 備前焼の陶芸家 1991年設置

天に向かう

モニュメント
炎団乙乙作 越前焼の陶芸家グループ

モニュメント

チェッカープール
田井重彦作 越前町

チェッカーブール

錚々たる陶芸家さんたちの作品がここで一堂に観ることができます。
どれも存在感があり、広い公園の象徴的存在になっています。

公園内を回って、モニュメントを探してみてください。

こちらの公園は、子供たちの遠足や家族や友人との憩いの場として親しまれています。

2024年4月13日~14日には、第12回越前陶芸村しだれ桜まつりが開催されます。
園内には、様々な種類の桜の木が植えられていて、訪れる人を楽しませてくれます。
今年の桜の開花予想は、3月下旬とのこと。今の季節は、梅の花が咲いています。

サクラ

昨年4月の公園の様子。もう少しすると公園内で桜を楽しむことが出来ます。

越前陶芸村
福井県丹生郡越前町小曽原6-12
電話 0778-32-3200(越前陶芸村文化交流会館)
HP:https://www.togeimura.com/tougeimura/index.html

さて、北陸新幹線開業記念として福井県陶芸館では、鉄道の旅を彩ったやきもの-そば皿と汽車土瓶展が開催されています。

汽車

今は、懐かしい駅弁についていたお茶。

私の記憶にあるのは、プラスチックの入れ物に入ったものですが、明治から昭和40年代頃までは、「汽車土瓶」といって、陶器で作られた土瓶と小さな湯呑がセットになって売られていました。
明治22年に静岡駅で三盛軒が静岡茶を土瓶に淹れて販売したことが始まりだったそうです。
おもに、信楽、益子、常滑で生産されていました。
昭和20年代には、福井県でも汽車土瓶が作られました。
今回、蒐集家、文筆家の秦秀雄氏のコレクションを中心に展示されています。

他にも、信楽汽車プロジェクトと越前焼作家のNeo汽車土瓶や鉄道ジオラマなども展示されています。

この汽車土瓶、使い捨てで、当時は、お茶を飲み終わると窓から土瓶を捨てていたそうです。今は、ちょっと考えられないですね。

同じ会場には、駅そば皿が展示されています。
明治29年に北陸線敦賀駅⇔福井駅が開業しました。
当時、木の芽峠は急勾配の難所でした。

4か所をスイッチバックで登るため、今庄駅で補助の蒸気機関車を付け替えする必要がありました。
その待ち時間に駅弁屋と立ち食い蕎麦屋が繁盛したそうです。
今も福井駅で営業している豊岡商店さんの屋台が展示されています。
蕎麦皿は、氷坂焼(越前市)で焼かれていました。
昔は、蕎麦を食べて皿を返却するとお金が返されたそうです。

北陸新幹線で関心が深まった鉄道。
越前陶芸村で懐かしの鉄道にまつわる焼物に触れてみてはいかがでしょうか。

汽車土瓶

汽車土瓶に絵付けをしよう!

2024年3月2日~6月23日

福井県陶芸館陶芸教室

1個1500円

陶芸教室では、汽車土瓶の絵付け体験ができます。自分オリジナルの汽車土瓶を作ってください。

福井県陶芸館
福井県丹生郡越前町小曽原120-61
電話 0778-32-2174
休館日 月曜日
HP:https://www.tougeikan.jp/

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この記事のライター:Ku

Ku

越前市出身ですが、両親、祖父母とも越前町生まれ。ご先祖に呼ばれて今では越前町在住です。パンを焼いたり、畑を耕しています。

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