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越前町だから出来るコラボ体験!!越前焼×たこ壺漁!!

越前町だから出来るコラボ体験!!越前焼×たこ壺漁!!

掲載日:2025年8月27日

18ビュー

ライター:Ku

初夏から盛夏にかけて、Team越前夢おこしのイベントに参加しました。

Team越前夢おこしは、越前海岸でオリーブ栽培をしているグループです。

オリーブを使ったイベントはもちろん、越前町を盛り上げたいと様々なイベントを企画されています。

今回は、越前焼でたこ壺を作って、たこ壺漁をしようという企画です。

以前からメンバーの一人、漁師の川嶋講三さんの獲られたたこをオリーブ畑の行事で食べさせてもらっていて、たこ壺漁をいつか見たいと思っていました。

この企画を聞いたとき、「参加したい」と、すぐに申し込みしました。

ー越前焼とたこ壺ー 

明治から昭和50年ころにかけて、越前焼の窯元では、たこ壺の大量生産が行われていました。

平安時代に始まった日本六古窯のひとつ越前焼

高級路線の波になかなか乗ることが出来ず、越前では蕎麦皿やたこ壺などを量産していたそうです。

大正時代には、越前焼の産地から越前海岸までの道が整備されたこともあり、多くのたこ壺が越前海岸まで運ばれたこ漁に使われました。

現在は、プラスチック製のたこ壺が主流になっていますが、川嶋さんは、今もお父さんやお祖父さんが使われていた越前焼のたこ壺を使って漁をされています。

 

今回、同じくTeam越前夢おこしのメンバーの一人である陶芸家、踏青舎(とうせいしゃ)の泉直樹さんとタッグを組んで、自分たちで絵付けして焼いたたこ壺でたこ壺漁をするという夢のような企画が実現しました。

 

ーたこ壺の絵付けー

6月22日、越前町大王丸にある踏青舎でたこ壺に絵付けをしました。

泉さんが作られた壺に竹串やへらを使って思い思いに絵を描いていきます。

半乾きの壺に絵を描くのはなかなか難しく、思ったようには描けませんでしたが、オリジナルな感じがしてなんだか楽しくなってきました。

たこ壺絵付け

泉さんは、仙台のご出身。30年ほど前に越前焼を焼きたいと福井に来られました。

たこ壺は、ねじ立てろくろ製法という伝統的な製法で作られました。

たこ壺2

今も使われている昔のたこ壺を見せてもらいました。

長い年月に何度も海の中に入っていたタコ壺は年を重ねた風格と味わいがあり、歴史を感じました。

 

ーたこ壺を穴窯で焼成ー

7月13日たこ壺の焼成

踏青舎には、立派な穴窯があります。

穴窯

  (Team越前夢おこし 南和孝さん撮影)

前日までに窯に詰められたたこ壺。

泉さん

踏青舎 泉直樹さん

穴窯火入れ

朝から深夜にかけて次々と窯に薪をくべながら、焼いていきます。

なかなか根気のいる作業ですが、Team越前夢おこしのメンバーも手伝って、薪をくべていました。

 -たこ壺を海へー

7月21日、窯から出したたこ壺は、越前町茂原港に持って行き、川嶋さんが縄でつなげて海に沈めました。

 -たこ壺漁ー

8月3日 少し薄曇りの天気でしたが今回のイベントに参加したたこ壺オーナーの皆さんが茂原港に集まりました。

二艘の船に乗り、たこ壺が沈められている沖まで行きます。

適度な風があったので、暑くもなく気持ちよく海の上を楽しみました。

たこ壺漁 

川嶋さんがたこ壺を引き上げる様子をもう一艘の船からすぐ近くで見せてもらうという、なんとも贅沢でわくわくする体験でした。

 オーナー

もう一艘に乗り込んだオーナーさんたち。

オーナーさんが作ったものと予備のものなど合わせて40~50個のたこ壺が約2週間沈められていました。

たこ

 たこ壺漁2

川嶋さんがひとつひとつタコ壺を手繰り寄せ、中身を確認していきます。

たこ延縄漁。

たこは狭いところを好む習性があり、海底に仕掛けられたこ壺の中に入っていきます。

 たこ壺漁3

オーナーさんたちが作った新しいたこ壺。

ちゃんと入ってくれるか、川嶋さんはとても心配されたそうです。

たこは新しいたこ壺を気に入ったのか、いつもの漁よりもたくさん入ってくれていました。

なんと穴子が入っていた壺までありましたよ。

 たこ壺漁4

私の絵付けした壺は残念ながら入っていなかったのですが、予備の壺には小さなたこが入っていました。

 

 活き締め

港に着くと、川嶋さんがたこを神経締めしてさらに内蔵や卵も取り除いてくださりました。

大漁だったので、この日は一人2匹ずつたこを頂きましたよ。

ーたこ飯ー

タコ飯 

そして、スタッフの方たちが羽釜でたこ飯を炊いて待っていてくれました!!

 

近くの旅館の一室をお借りして、たこ飯を食べさせてもらいました。

たっぷりのたこと生姜が効いたとっても美味しいたこ飯でした。

越前焼の産地とたこが獲れる海がある

越前町だから出来た体験です。

これは、シリーズ化してぜひ多くの人に経験して、越前の魅力に触れて頂けたらいいなと思いました。

 -オリーブ畑見学ー

そのあとは、越前小学校の前にあるTeam越前夢おこしのオリーブ畑地域おこし協力隊の吉田さんに案内してもらいました。

オリーブ

植えて3年目になるオリーブの木たち。

浜風と太陽の光を浴びながらすくすくと育っています。

この丘からの広々とした景色も大好きです。

ー家に持ち帰ったたこはー

 タコ焼き

持ち帰ったたこは、一度冷凍してから塩もみしてぬめりを取り、茹でました。

たこ飯、酢の物、そしてたこ焼きにして美味しく食べました。

 

Team越前夢おこしの皆様、特に川嶋さん、泉さん。本当に貴重な経験をありがとうございました。

ー越前さかなまつりー

 さかな祭り

今年も9月1日から底引き網漁が始まります。

1年で最も多くの魚が獲れる季節の到来です!!

越前さかなまつりでは、

漁船乗船体験魚のつかみ取り越前で水揚げされた魚介類の販売などが行われます。

ぜひお越しください。

日時 2025年9月20日(土)~21日(日)

   午前9時~午後3時

場所 越前道の駅

   福井県丹生郡越前町厨71-335-1

問い合わせ先

  越前さかなまつり実行委員会

   0778-37-1234

 

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この記事のライター:Ku

Ku

越前市出身ですが、両親、祖父母とも越前町生まれ。ご先祖に呼ばれて今では越前町在住です。パンを焼いたり、畑を耕しています。

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