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リニューアル5周年!おもてなし宿「越前厨温泉 あらき」

リニューアル5周年!おもてなし宿「越前厨温泉 あらき」

掲載日:2026年3月5日

12ビュー

ライター:加藤 実登里

今回、訪れたのは越前海岸沿いにある、海と夕日と蟹の旅館「あらき

越前がにと海が見える温泉が楽しめる越前町の魅力をぎゅっと体験できるお宿です。

2021年11月には全館リニューアル。県内随一のおもてなしを味わうことができる「あらき」の魅力をご紹介します。

親子三代続くおもてなし旅館「あらき」

「あらき」は道の駅越前から車で約1分。福井駅から車で約52分の海岸沿いにある旅館です。

厨海水浴場のとなりにあり、海水浴場から道の駅に向かう道の右手に見えてきます。

創業51年目を迎えるということで、ご存じの方も多いのではないでしょうか。私もよく目の前を通っていたので、名前をおぼえていました。

正面に立つあらきの看板は新しくなったばかり。シンボルマークの海と夕日と蟹のデザインは館内のさまざまな場所にもあしらわれていました。

館内は5階建て。リニューアル前は12室ありましたが、現在は6室。すべて海が見えるお部屋に生まれ変わりました。

40代以上の方や定年後にゆっくりと自分たちの時間を過ごすために来られるお客様が多いそうです。北陸新幹線が開通してから関東のお客様も増えてきたそうですよ。

1日に受け入れているのは3組まで(11月~3月の越前がにシーズンのみ)。

3組にしているのは、お客様に落ち着いた時間を過ごしてもらうため。

6名様以上で貸切利用も可能です。気になる方はぜひお問い合わせください。

ハイシーズンはやはり、11月~12月の越前がにの季節。ズワイガニや水ガニなど、カニシーズンは3月末まで続きますが、セイコガニも一緒に楽しめるのは年内まで。

年内はお土産用のセイコガニもあります。冷凍や真空をせずそのままの味をお届け。宿泊の方は1箱から注文できますよ。

カニの季節ならではのお料理はぜひ一度味わってみたいですね。

きめ細やかなおもてなしを実現するライブキッチン


※写真はあらき公式ホームページより

「あらき」のこだわりのひとつがライブキッチン

ライブキッチンの魅力は目の前で料理をしている姿が見られるだけではありません。

冬の王様、越前がにの場合、まずは生きている姿を食べる前に見せてもらうことができます。続いて茹であがった姿。茹でたてのカニの姿を見られるのは珍しく、記念写真としてとても映えます。

ここからが「あらき」ならではのおもてなし。

どんなふうにカニを食べたいかをお客様がリクエストすることができます。事前に料理については打ち合わせもしてくれるそうですが、その場での細かい希望にも応えてくれます。

もし、苦手なものがあればもちろん考慮してくれます。

カニの足の部位ひとつひとつ、食べたい量や食べ方を聞いて、料理をしてくれるそうです。

茹でガニの身をほぐすのが苦手という人には、リクエストでほぐして出してくれるそうです。カニを味わうことにじっくり向き合えるのはとてもありがたいです。

ライブキッチンは目の前でさばいてもらえる安心感もあります。荒木さん親子が料理をしてくれることへの信頼は、また来たいという想いにもつながりますね。料理がおいしいだけではなく、一皿一皿にエピソードが生まれ唯一無二のごちそうになります。

お料理一品一品にエピソード


※写真はあらき公式ホームページより

ライブキッチンだから実現できる細やかなコミュニケーション。夕食の時に、料理を担当するのもお二人。親子二人で分担し、料理をしながら、お客様との会話に花を咲かせます。

お料理は一品ずつ出てくる懐石スタイル。お客様のペースに合わせてお料理を出します。お酒もゆっくりと味わうことができます。

夕食にはお品書きがありますが、一品ずつさらに細かい説明を加えます。素材の産地や味付けなど、お品書きにはないお料理のエピソード。仲居さんとも事前に共有するそうで、伝えられる情報はすべて伝えることにしているそうです。

限定3組にすることで、この細やかなコミュニケーションを実現しています。

朝食は、朝の素材を見て料理のメニューを考えます。お品書きだけではなく、一つ一つ丁寧に説明してくれます。

ちなみに、朝食は箱にメインディッシュ、お釜ご飯、サイドディッシュが2皿という豪華さ。冬は牛しゃぶもついてきます。

いつも「初めて」に出会えるお品書き

息子の3代目、荒木太一さんは日本料理屋で働いていた経験があり、コンクールに出場もしていたそうです。おもてなし前菜で福井県知事賞も受賞しています。

素材を生かす料理、その時々でお客様のリクエストに応える腕前は本物です。さらにお話をうかがう中で、おもてなしのレベルの高さを感じました。

冬の越前がにひとつとっても、料理の仕方をいろいろと変えています。しゃぶしゃぶやグラタンなど多彩に姿を変えます。夏はアワビを推していますが、アワビだけで焼き物や蒸し物、てんぷらなど5-6種類の食べ方を楽しめるそうです。

お客様にとって初めて食べるものがあるといい、と宿泊時のお料理などはパソコンと手書きノートに細かく記録しているそうです。次に来ても、メニューがかぶることはありません。

既製品は使っておらず、お醤油もアレンジを加えた出汁醤油、アイスクリームも手作りです。

お酒が好きな方にうれしい、福井の地酒。常時15~16銘柄そろっており、どれも専門店で買い付け。取り揃えているものも変わるので毎回お酒のラインナップを楽しみにして来られる方もいるそうです。事前に飲みたいお酒もリクエストできますよ。

いつ来ても出会える新しい料理と、お料理に合うおいしい地酒。表には見えないこだわりの数々と細やかな対応の積み重ねに心打たれました。

露天風呂も楽しめる天然温泉

「あらき」のお風呂は厨温泉。漁火と同じ温泉で、とろとろと舌肌触りが特徴です。

お風呂は男女とも、大浴場と露天風呂があります。

旅館に露天風呂があるのは、実はとても珍しいそうです。このあたりで「あらき」が唯一。露天風呂から見えるのはもちろんオーシャンビュー。さらに、水平線を楽しめるように、腰をかけるスペースも用意されています。

露天風呂で水平線を見るというアイデアは、お客様の声から実現しました。座るとちょうど目線の高さに水平線がくるので、海をもっと近くに感じることができますよ。

オーシャンビューの6つのお部屋

リニューアルした「あらき」には6つの部屋があります。どの部屋も大きな窓から海を眺めて過ごせるようになっています。

各階には2部屋ずつあり、すべての部屋にコンセプトがあり、インテリアや内装が異なります。どの部屋に泊まろうか選べるといいなと思って変えているそうです。選ぶ楽しみから旅が始まりますね。

5階の2部屋は「汐風(しおかぜ)」と「海岬(みさき)」。

最上階の部屋で、天井が他の部屋よりも高くなっています。窓も大きく日本海が一望できます。この2部屋はお風呂付。部屋からも海を眺めながらのお風呂が楽しめます。

4階の「渚砂(なぎさ)」「漣美(さざなみ)」。「漣美」はシックな雰囲気で人気が高いお部屋です。

3階に「漁灯(いさりび)」「潮彩(しおさい)」。

「潮彩」は和室の雰囲気が濃く仕上がっています。唯一ソファがなかった部屋ですが、お客様からのリクエストで今はソファも入りさらに心地よいお部屋に仕上がっています。
「潮彩」だけでなくどの部屋も畳を使っているのでとてもくつろぎやすいです。さらにマッサージチェアも完備。「漣美」と「潮彩」には手までマッサージしてくれる豪華なマッサージチェアがありました。とびきりの贅沢が味わえます。

「渚砂」と「漁灯」の2部屋にはあこがれのハンモック。同じハンモックでもまったく異なるコンセプトで用意されていて、それぞれの空間はがらりと変わります。夏に人気のお部屋です。

どのお部屋もそれぞれの魅力があり、シチュエーションや気分に合わせてくつろげる空間が広がっていました。

旅館で一般的に用意されているお茶やコーヒー。飲み物に合わせて、マグカップやワイングラスなども用意されている細やかさにも心ひかれました。小さな工夫ですが、「こういうサービスがほしかった」ということを、丁寧に整えていることが感じられます。

海と夕日を満喫

露天風呂からもお部屋からも楽しめる日本海。水平線に沈む夕日をゆっくりと楽しむチャンスです。

「あらき」の正面に夕日が見えるのは夏。冬は丹後半島に夕日が沈みます。夕日が沈む時間が毎日手書きで受付に飾られていますよ。毎日イラストも変わっているそうなので、楽しみにしてください。

7月に毎年開催されている越前みなと大花火も「あらき」から見えるそうですよ。ゆっくりと花火を楽しめるのはとてもうれしいですね。

お客様の声から生まれたさらなるおもてなし

「あらき」では宿泊されたお客様にアンケートを書いてもらっています。そのアンケートのに書かれているリクエストにもひとつひとつ丁寧に対応するのがおもてなしの真髄。

黒のかっぽう着も、部屋着の作務衣もお客様の声から生まれました。

アンケートの翌日には改善しようとアクションに変えるスピード感。無理な提案でない限り、基本的にはすべて反映しているそうです。

また来た時に、自分の声が形になっているとより感動しますね。

親子二代で創るアットホームな宿


※写真はあらき公式ホームページより

三代続く旅館「あらき」。今回はお父さんと息子さんのお2人にお話をうかがいました。親子二人三脚。アットホームな雰囲気に心が安らぎます。

日本の旅館では女将さんや仲居さんがお客様とやり取りをすることが多いですね。

息子さんに代が変わり、スタイルはがらりと一変。「あらき」のホームページにはかっぽう着姿のお2人の写真があります。料理をする人、おもてなしをする人の顔が見える宿を実現しています。

リニューアルして、今は昔の「あらき」とは真逆の道を進んでいます。常連さんがゼロからのスタート。

今、少しずつ常連さんも増えてきているそうです。リピート率は肌感で50%くらいとのこと。その数字に納得できる「また来たい」と思える工夫と気配りが随所に感じられました。新規の方、常連の方。どちらもこれからますます増えていくこと間違いなしです。

越前厨温泉 あらき
住所:福井県丹生郡越前町厨25-22
TEL:0778-37-1421
HP:https://echizen-araki.biz/
Instagram:https://www.instagram.com/araki.echizen.kuriya/

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この記事のライター:加藤 実登里

加藤 実登里

大阪出身、福井に来て10年目です。福井市の片隅で子ども3人と夫とのんびり暮らしています。引っ越しで越前町が近くなり魅力をたくさん発見したので、ブログを通して多くの人にも知ってもらえたらな、と思っています!

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