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越前町の暮らしが体験できる2つの住まい「laugh-ra」と「Mohage」

越前町の暮らしが体験できる2つの住まい「laugh-ra」と「Mohage」

掲載日:2024年6月2日

399ビュー

ライター:加藤 実登里

今回は越前町で移住・二地域居住体験ができる2つの施設をご紹介します。

外観がとてもおしゃれで前から気になっていた施設です。今回、越前町役場の定住促進課の方に案内してもらいました。

どちらの施設もとてもおしゃれ。また、宮崎地区越前地区のカラーが違う土地での移住体験ができるので、移住を考える人にはとてもいい経験になります。

2つの地域で体験できる越前町生活

2018年10月にオープンした2つの体験施設「laugh-la(ラフーラ)」「Mohage(モハージュ)」。どちらも空き家をリノベーションした、移住体験のための施設です。

それぞれの施設の様子や、地域の雰囲気をご紹介します。

自然豊かな宮崎地区にあるlaugh-la(ラフーラ)

まず案内してもらったのは「ラフーラ」

越前陶芸村から車で約5分。丘の斜面の一番上、とても見晴らしのいい場所にあります。後ろは山、前は静かな住宅街が広がっていました。

外観はおしゃれな山小屋のような雰囲気。もともと、空き家だった建物を町が借り上げて、少しリノベーションをしたそうです。

リノベーションと言っても、ほとんど手を加えていないとのこと。薪ストーブも最初からあったそうで、とてもおしゃれな空間が広がっていました。薪ストーブはずっとつけることはできませんが、お試しで利用できるそうです。実際に使ってみると、優しい温かさに癒されると教えてもらいました。

土間に薪ストーブやソファ、キッチンもあり、道具はすべてそろっています。奥にもテーブルと椅子があり、ログハウスのような雰囲気の中で食事が楽しめます。お風呂にトイレもありますよ。

2階は3つのフリースペース。ロフトや和室もあり、私も泊まりたくなりました。

大体の備品はそろっていますが、食材や調味料はもちこみ。また、布団も備え付けはないので寝袋などを持ってくる必要があるそうです。

「ラフーラ」がある宮崎地区は里山があり、緑が豊かな場所。車通りも少なく、とても静か。泊った人の中には、夜に動物の鳴き声が聞こえたという人もいたそうです。宮崎地区では春には「宮崎たけのこ」が採れます。越前陶芸村も近いので、越前焼も身近。「ラフーラ」にも越前焼のカップが置いてありました。

鯖江市や越前市など、他市とのアクセスもいいというメリットも。

日中は体験プログラムに参加したり、オンラインで仕事をする人もいるそうです。実際の生活スタイルで過ごすと移住後のイメージもつきやすいですね。

移住・二地域居住体験施設 「laugh-la(ラフーラ)」

所在地: 福井県丹生郡越前町小曽原第110号12番地1

海沿いを満喫できる越前地区のMohage(モハージュ)

もう1軒は「モハージュ」

道の駅・越前から車で約3分。越前海岸沿いの港町らしい雰囲気の場所にあります。こちらも町が借りてリノベーションをしたそうです。

外から見ても大きな建物で驚きました。中も広いです。主にリノベーションをした空間で過ごす人が多く、広すぎてリビングだけで過ごせてしまうそうです。

カウンターキッチンはカフェも開けそうな素敵な空間。キッチンも広く、越前焼の食器がきれいに並んでいます。

リビングはゆったりとしたソファとダイニングテーブル。ここで仕事をする人も多いそうです。

土間のガラス扉を開けると通りに出ます。「モハージュ」周辺の人は、滞在している人によく声をかけてくれるそうです。道に面している作りも自然と会話しやすい雰囲気をつくってくれそうです。

移住するときに心配なご近所付き合いも体験することができるので、とてもありがたいですね。

2階は昔ながらのお部屋が3部屋ありました。

越前地区は、海岸沿いの漁師町とイメージぴったり。滞在する人も釣りや海が好きと言う人も多いそうです。移住・二拠点居住体験はコロナ明けで2023年から再開始ましたが、「モハージュ」には10組ほど利用者がいました。

海沿いの町に住むという体験はなかなかできないので、地方移住を考えている人は挑戦してみるといいかもしれません。

移住・二地域居住体験施設 「Mohage(モハージュ)」

所在地: 福井県丹生郡越前町茂原第9号44番地3

移住・二拠点居住体験施設に泊まってみよう

魅力的な2つの施設。ぜひ泊まってみたいですよね。

具体的な宿泊予約の方法をご紹介します。

施設に泊まるための条件

体験施設に泊まるための条件は主に2つ

  • 移住や二拠点居住を希望する越前町外在住の人
  • 暮らし体験プログラムに参加できる人

移住体験施設なので、もちろん移住を希望する人だけが使うことができます。お一人でもご家族でも利用できます。

申込の時に簡単なアンケートで希望する理由を書くそうです。

越前町外なので、福井県内の他の市町からも申し込むことができますよ。県外だと関西や中部地方からの希望者がおおいそうですが、東京から来られる方もいるそうです。新幹線が通ったので、ますます増えていくかもしれませんね。

体験施設自体の宿泊費は無料。代わりに、暮らしの体験プログラムという越前町内で魚釣りや越前焼体験ができるプログラムに必ず1つは参加することが必要です。体験プログラムは有料。

どれも越前町ならではのプログラムでとても面白そうです。

体験プログラムを通じて町民の方と知り合うこともできるので、一石二鳥ですね。

申込方法

予約は1ヵ月前から14日前にできます。

必要な書類を書いて提出しましょう。

詳しくは福井県越前町移住支援サイト「SUMOSSE(住もっせ!)!」で確認しましょう。

移住体験をするときに気を付けたいこと

特別気をつけることはありませんが、実際に移住する気持ちで楽しみましょう。

ゴミは町内のルールに従って出すそうです。

施設はとてもきれいですが、やはり田舎。動物や虫はとても身近にいるので、虫が苦手と言う人は事前にどんな様子か確認しておくといいですね。

また、「ラフーラ」は冬の雪はしっかり積もるそうです。福井県内では避けて通れないものなので、移住を考えている人は一度経験しておくといいかもしれません。

海も山もある暮らし・越前町

越前町の魅力は海もあり、山もあるところ。新鮮でおいしい海の幸と美しい日本海を楽しみつつ、里山の豊かな自然を堪能できるのは越前町だけ。

また、気ぜわしくない開放感も魅力と担当の方が教えてくれました。福井県民はみんなゆったりしているけれど、越前町民の方は確かにさらにゆったりしていると納得しました。

もちろん田舎なので不便なところもありますが、それを楽しむ知恵も皆さんもっています。

移住するとなると、町の人に溶けこむのは勇気がいるかもしれません。しかし、一度溶けこむと本当によくしてくれるそうです。

越前町の人とつながる

移住体験施設を利用するだけでは、外からの目線でしかわかることがないのではないかと思うかもしれません。

しかし、参加条件にある体験プログラムを通じて、越前町民と交流することもできます。体験に行ったら、ぜひ越前町で暮らす人の生の声を聞いてみてください。

移住定住支援員もいて、越前町民で移住支援をサポートしてくれる人との交流もできるそうです。住んでからのサポートにもつながるので、安心ですね。

魅力いっぱいの越前町。移住体験を通して、新しい人生の拠点を見つけることができるかもしれません。

ぜひ、興味が出てきたら利用してくださいね。

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この記事のライター:加藤 実登里

加藤 実登里

大阪出身、福井に来て10年目です。福井市の片隅で子ども3人と夫とのんびり暮らしています。引っ越しで越前町が近くなり魅力をたくさん発見したので、ブログを通して多くの人にも知ってもらえたらな、と思っています!

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