国定公園に指定されている越前海岸は、北は東尋坊、南は敦賀の杉津にかけての海岸線で、真ん中の越前岬を西端に、緩い「く」の字形で日本海へ突き出ており、北端部に九頭竜川が流れ込みます。リアス式海岸である若狭湾と違い、隆起海岸による男らしい雄々しい奇岩断崖が特徴です。越前岬を中心に、風と波の浸食作用が作り上げた自然の大トンネル「呼鳥門」などの奇岩断崖が続く海岸美は、訪れる人々を魅了します。
その独特の景観は、ドライブスポットとして人気があり、天気の良い日は、多くの車やバイクで賑わいます。
一年を通して、新鮮な魚介類が楽しめ、特に冬季シーズンの「越前がに」が有名です。また、日本の水仙の三大群生地であり、山の斜面には可憐な越前水仙が咲き、観光客の心を惹きつけます。
また、越前岬や東尋坊は「日本の夕陽百選」にも選定されています。