2020年11月20日に国の文化審議会が開催され、越前海岸の水仙畑と上岬の文化的景観」が福井市、南越前町とともに県内で初めて重要文化的景観に選定されることが決定しました。
この重要文化的景観とは、土地の風土や人々の営みの積み重ねが現れた景観で、重要なものを国(文化庁)が選定し保護・活用するもので、これまで65件が選定されており、今年度の選定により全国で70件となります。
越前海岸の水仙畑は、急な崖が連なる越前海岸の厳しい地形を生かして、もともと自生していた水仙を、斜面や棚田に栽培地を広げ、地域の代表的な産物として発展させてきました。上岬の人々の営みの中で形成された水仙畑や集落が、越前海岸における人々の暮らしを理解する上で不可欠なもので重要であると評価され、選定に至ったものです。花の栽培に関する重要文化的景観の選定は全国で初となります。
越前町ではこの景観を将来にわたって継承していくため「越前海岸の水仙畑 上岬の文化的景観 保存活用計画」を策定し、地域住民と行政の協働により、豊かな自然や風土、水仙畑を活かした地域づくりを推進していきます。
詳しくは、越前町のホームページをご確認ください。
「越前海岸の水仙畑 上岬の文化的景観」が国の重要文化的景観に選定されます。
http://www.town.echizen.fukui.jp/event/02/p006724.html